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最近よく目にする「バイオ」という商品について思うこと
バイオという名の付いた製品の中には「そんなことがあるわけなかろう」「なぜこの製品がバイオなのか」というようなものが数多くありますね。
バイオとは英語でBioと書き、日本語では「生命」「生」を表す接頭語です。
バイオテクノロジーはバイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)を組み合わせた言葉で、生物そのもの、または生物の構成成分、機能発見と活用、応用などをいいます。
生物を工学的見地から研究し応用する技術というところでしょうか。
バイオレメディエーションという、生きた微生物を使って土壌や地下水の環境汚染の浄化を図る技術があります。
この技術に関して、経済産業省、環境省の両大臣から平成17年3月30日に告示第4号が出されています。
この技術に使われるのは「バイオもどき」ではなく正真正銘で氏素性がわかっている微生物でなければなりません。
告示には第1章から第6章まで利用指針が明記されています。
氏素性のわからない、または明示できない微生物は使用できません。
そして数年または数十年かけてモニタリングを実施しなければなりません。
そうした指針のもとで環境浄化の微生物が定められていますから、「バイオという名の商品」はエビデンス(科学的な証明)が正確でなければなりません。
そして万が一の時の制御方法もなければならないのです。
さて、あなたがお使いになっているバイオという名の商品の
「微生物の名前は同定(種の確定)し検証されていますか?」
「使われている微生物は安全ですか?」
「効果は本物ですか?(微生物そのものが分解能力を有していますか?)」
微生物の作用は万物に対して効果が証明されたものはひとつもありません。有害性も否定できません。
証明する方法は決して「個人的」であったり、「自己に有利なもの」であったり、「特別な団体側に立ったもの」であったり、「再現性のないもの」であったりしてはいけません。
人が食しても健康被害がないと言われる菌も存在しているのは事実ですが、それでも飲食の方法や飲食する人の健康状態や体質などで健康被害の出る恐れはあるのです。また何の効果もないものもあるでしょう。
「バイオ」という名前の商品をお使いになる時は、しっかりと確認する必要があります。
"何がバイオなのか"を・・・。
(創研) 2014年8月25日 17:32