建設業の方から「お客様のお宅で、雨水の漏水により天井に黒カビが発生。屋根裏を過酸化水素水で消毒したが除去できない。」との相談をいただきました。
お客様はカビアレルギーでカビの胞子が舞うと気分が悪くなられるということでした。
室内の点検口を開けると屋根裏の胞子が散るので室内からの工事はできず、足場を組み屋根工事の専門業者が既存の屋根を全て剥がしスケルトンにしてからのカビ除去、カビの不活性化のための作業でしたので大規模な工事になりました。
屋根裏全体にカビに対する抗菌剤「HM-3,000」を電動噴霧器フォグマスタで噴霧しました。
科学的に証明するために作業前後に★ATP検査をおこないました。
細菌のATP数値が大幅に減少し正常に回復して目標を達成することができました。
(上記写真にて ATP数値:施工前7598→施工後615)
お客様はカビにアレルギーを持ち、且つ化学物質にもアレルギーがあるとのことで
「HM-3,000」(創研㈱製造 特許)以外使用できませんでした。
「HM-3,000」は有用菌の酵素を主原料としています。
化学物質を使用しないでカビやウイルスを消滅不活性化する物質(水溶性)です。
弊社の技術を選んで下さりありがとうございました。
★ATP検査とは
ATP(アデノシン三リン酸)は、地球上のすべてのエネルギーの源で微生物や有機物などに存在します。そのため微生物と有機物そして汚れなどをATP測定することで、汚れ具合や微生物の量などを判定できます。
ATP測定器は、ホタルの発光反応と同様にATPをルシフェラーゼ(酵素)発光させ発光量を測定することでATP量としています。
「食品衛生検査指針 微生物編2015」にも収載され公的機関の指導員の衛生指導ツールとして広く使われています。