東京農業大学 野本康二先生の講演のテーマは「プロバイオティクス乳酸菌と健康」でした。
人の腸内フローラの正確な理解のために検出された細胞の解説や、大腸癌患者の腸内フローラが
乱れている検査結果、2型糖尿病患者における菌血症の検査結果、また悩の多発性硬化症、慢性
疲労症候群、血管の動脈硬化、肝臓の非アルコール性脂肪肝、肝臓のインスリン抵抗性や2型糖尿病、
肥満、過敏性腸症候群などに腸内フローラが関与していることが分かってきているとの発表等ありました。
「微生物を利用したがんの治療戦略」の解説や[がん免疫治療法における腸内フローラの関与」の解説も
興味深いところでした。
さらに最近テレビ等で報道されている「Fecal Micrbiota Transplantation」(便微生物移植)のエビデンスと
今後の課題もとても関心のある話でした。
最新のトピックスで充実した講演会でした。
小生も微生物の有効活用や新しいテーマに挑戦し続けたいと考えております。