SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ |
地球の環境はもはや取り返しのつかないほど悪い状況にあると話す科学者がいます。
事実、地球上の人類の食糧は完全に不足してきています。
世界食糧会議は、これからの留意事項として、気候変動、人口爆発、マネー資本主義の拡大を挙げています。
世界の人口は、1998年には約60億人でしたが、わずか13年後の2011年には70億人を超えました。わずか13年で10億人も増えたのです。
私達の10年後はどうなってしまうのでしょうか?
世界中で干ばつの被害が拡大しています。被害はアメリカ、中国、インド、オーストラリア、ロシア、フランスにも及んでいます。
アメリカのカリフォルニア州では、2008年から4年間、干ばつが続きました。
深刻なのは中国で、新華社の発表によれば、度重なる干ばつ被害で農地が相当な打撃を受けているそうです。
2.世界の食糧の価格は?
食糧の価格は、シカゴの先物市場において投機筋が大量に参入し高止まりになっています。お金がなければ食料は手に入りにくくなっています。
3.遺伝子組み換えによる農産物の生産量は増えるか?
日本の植物バイオテクノロジーの現状は、遺伝子組み換えが北海道三井化学㈱、㈱資生堂、花王㈱、キリン㈱、サントリーグローバルイノベーション㈱、日本たばこ産業㈱、国立開発研究法人農業生物資源研究所、味の素㈱などにおいて進められています。
ISAAA(国際アグリバイオ事業団)によると、中国のGMO(遺伝子組み換え食品)の栽培面積は390万ヘクタールに及んでおり、世界第6位のGMO大国となっています。
これから農薬か遺伝子組み換え植物かという議論が起こってくると考えられます。
農薬の開発は1材10年、40億円の費用がかかると言われていますが、植物バイオテクノロジーはもっと莫大な費用がかかり、農薬の開発費用の方がはるかに安価です。
4.地球の温度の変化は?
地球全体の平均気温が産業革命前と比べて2度上昇すると、地球規模で気候変動が起こり、社会や生態系が壊滅的な影響を被ると言われています。
写真は、「気候変動+2℃」(ダイヤモンド社 責任編集 山本良一 Think the Earth Project 編 2006年発行)に掲載された2013年と2016年の平均地表気温の上昇率の地域分布図(予測)です。
赤から黄色になるに従い気温が上昇しますが、わずか3年で赤や黄の地域が増えています。
●2013年
●2016年
5.食糧をめぐる世界動乱の兆候とは?
小麦や飼料の輸出をアメリカ政府が制限し始めたら、食糧価格は急騰します。
食糧は外交の武器になるのです。
6.「地球を汚さない」―― その実態は?
「地球を汚さない」「不必要なものは消費しない」など、言葉の上で節制は言われても、化石燃料(石油、石炭など)の燃焼によって排出される二酸化炭素は76.7%を占め(IPCC第4次評価報告書)、地球温暖化の原因となっています。
2011年7月に9種の合成界面活性剤の規制が行われています。
清掃業者が一般に使用している合成界面活性剤は、PRTR法、土壌汚染対策法で使用制限されています。しかし、清掃業者は毎日使用し続けているのです。
<結論 ―― 私たちにできること>
私たちが率先してできる地球環境への貢献は、まず業務用洗浄剤を全てバイオに変えることです。
清掃業務に携わる私たちが結束し情熱を持って、バイオテクノロジーの応用技術で洗浄を行うことが、土壌、地下水、海、河川を浄化することに直結します。
1999年、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(MSDS制度の導入)が制定されましたが、ほとんど機能することなく、化学物質はドンドン生産されドンドン消費されています。
このままでは、単に1個人1回単位の問題ではなく地球が消滅します。
さまざまな規制の中にあって、「石けん」は「規制の必要はない」「毒性はない」と認められているのです。
単に「安いから」だけの理由で汚染度の高い洗浄剤(合成界面活性剤)を使用しないことが、私たちにできる最も重要で大切なことです。
私たちは、「バイオクリネス洗浄剤を普及させる努力を続けていかなければならない」とあらためて決心しました。
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