SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ |
真菌は、形態学的に「糸状菌」と「酵母」に分けられます。
大きな違いはないように見えますが、それぞれに特徴があって、消毒の仕方も違うのです。
酵母といえば「発酵のもと」と言われるように
パン、味噌、醤油、ビール、清酒に活用されています。
カビは、「糸状菌」と言われ
衣食住関連に悪い影響を与えるものや、保健衛生上有害なもの、
汚く見えるものなどが多く、「カビ毒」をつくるカビもいます。
カビがつくる「カビ毒」は、加熱したり煮炊きしてもなくなりません。
食中毒の原因になり、死亡する例もあります。
またアレルギーの原因になったり、化学物質過敏症の原因になったりします。
カビは黒いものが多く、カビ退治はなかなか大変です。
弊社のカビ除去クリーニングは、
原因究明から始めて、室内の空気中に飛び回っているカビの胞子の数、種類などを詳細に調べてから除去方法を決めます。
施工には「塩素系、アルコール系」などの消毒剤や農薬は一切使わず、
より安全な方法(特許工法)でカビ退治をします。
酵母は、健康被害の例はあまり聞きません。
酵母の細胞は径が3㎛~5㎛前後で球形、卵形、楕円形が普通です。
出芽増殖を行ない、コロニー(かたまり集合体)をつくり、ポツポツと丸く球状に見えます。
本来酵母は透明ですが、たくさんの酵母があると白色に見えたり、
他の細菌と合体すると色が赤や黄、グレーに見えることがあります。
アルコールでしっかり拭き取れば、酵母は消毒できます。
しかし、カビ(糸状菌)はアルコールで消毒しても、「根っこ(根細胞)」をつくるため退治するのは困難です。
さらにアルコールはカビにとっては栄養となるため、すぐにまた生えてきます。
酵母とカビを見誤るとアルコールの使用は逆効果になりますので見極めが大切です。
★カビと酵母の簡単な見分け方★
1.臭いを嗅いでみましょう。
カビ臭がすればカビ、しなければ酵母です。
2.大きさを見ましょう。
黒くベターッと広がっていればカビ、赤や黄色の1㎜程度の点々が飛んでいる状態なら酵母です。
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