SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ |
劇毒物に指定されているわけではありませんが、極めて危険なものというのは世の中に結構あるものです。いちいち数え上げたら日常を過ごせなくなるほどありますね。
何が危険で何が危険でないかの区別もよくわからないまま、使ったり、呑んだり、食べたりしている私の日常は、本当に大丈夫なのかと思ったりもします。
例えば、カビが家のあちこちに生えているのは、本当に危険なのでしょうか?
汚れで死ぬことはないのでしょうか?
普通に市販されている製品で危険なものはないのでしょうか?
お医者さんに行って指定されるお薬は毒物だという人もいるけれど、病気の人は毎日飲んでいますね。これはかなり危険なことだと思います。
アメリカの一部の地区では、薬物の副作用の責任は医師がとらなければなりませんが、日本には全くありません。
自分の身体のことは自分で判断し、何事もほどほどということなのでしょうか?
毒物であることや健康被害が科学的に証明されている以外は、本当にほどほどでいいのでしょうか?
バイオテクノロジーの環境科学においても、その進化はよほど注意していないと乗り遅れます。
そうした科学の進化の中で、これまで「毒ではない」「健康被害はない」と言われたものが、いきなり「毒だ」「危険だ」と言われたり「要注意」になったり危険度レベルが急に上がったりします。
有名というか、その世界の権威者が言うことだから正しいと思っていたことが、科学の進化によって排除されたり否定されたりしています。
クリーニング(清掃)を例にとると、過酸化水素水の30%超の液体をビニールクロスに塗ってきれいに漂白する施工方法について、「過酸化水素は水と酸素に分解され消滅するから安全だ」と言う人がいます。
過酸化水素水は食品の添加物で消毒の効果もあるため、家中のビニールクロスに塗っても健康被害が起こらず安心・安全なものと評価されているようです。
本当にそうなのでしょうか?
30%超の液体は、手肌や粘膜(眼など)にとって、とても危険なものであることはご存知のことと思います。
失明することもあります。
毎日、自分で30%超の過酸化水素水を使っていると体内外が酸化します。髪の毛も茶色になります。ガンの危険因子とも言われています。
過酸化水素水を安全な濃度の中で使用するためには、極めて濃度の薄いものを使用しなければなりません。しかしそれでは、目に見えてきれいになりません。
それでは、お掃除する人やお客様からもダメ出しされてしまいますね。
もし今、30%前後の過酸化水素水を「おそうじ」などに使用されている方、または使用することを推奨している企業や団体があったら、直ちにやめるべきだと思います。
これだけ危険ですよ、と言われているのに、「自分がやるわけではない」という理由で販売したり、お掃除に使ったりするのはすぐにやめてはいかがでしょうか。
異論、反論のある方はまず自分で試すのがよいでしょう。
30%前後(28~33%程度)の過酸化水素水を自分の部屋の壁に塗ってみてください。
そして次の日は別の部屋の壁と天井を塗ることを、5日間くらい続けてみてください。
よくわかると思います。
ついでに言えば、過酸化水素水の濃度30%前後では、カビ取りにはなりませんし、細菌(芽胞菌)の消毒にもなりません。
いわゆる過酸化水素水を塗ってもカビや細菌に対する効果は期待できませんから、タバコ臭や生活臭などの悪臭もとれません。
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