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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~

平成25年度最初の仕事

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第一部「バイオレメディエーションと建物」            第二部「既存事業と新規事業の                                                                                                                               相乗効果を探る」
創研㈱ 代表取締役 三浦博                                 ㈱石津建築設計事務所 代表取締役 黒瀬徳良氏

1月11日は、広島県の「平成25年度 内装連内装士第31次研修会(ANAクラウンプラザホテル)」での講師をご依頼いただき出かけてきました。

小生は微生物が建造物に与える影響を現場から学び、体系化し、科学として発展することを夢見ていることなどをお話しいたしました。

                                                 

微生物と建造物」は切っても切れない関係にあります。

数百年を経た歴史的な芸術品や建造物は、微生物によって浸食され、駆逐されてしまいますが、それを蘇生することができる微生物も多数存在しています。

再生・復元できる微生物はどこにいるかを、日本のみならず世界中から一生懸命探し出して育て(培養)、世の中のために役立たせるのも、微生物学に携わる者の仕事です。小生も、そうした微生物を育てて(培養)、建造物の再生・復元に使用しています。

戸建住宅もマンションなどの外壁も、カビによってタイルや塗装がはがれ、耐久性がなくなります。

皆さんがよく目にするカビは微生物のかたまりです。外壁タイルの目地セメントに緑色のコケ、茶色のコケ(藻)などを見たことがあると思います。そうしたものを建築屋さんは削り取って、高圧洗浄や化学合成洗剤でこすり、洗い流してしまえば大丈夫だと言います。

 

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しかし、微生物屋はそう考えません。実は、私たちが正解なのではないでしょうか。

1ステップとして、外壁に目に見えない細菌(バクテリア)が付着し増殖します。次に第2ステップで細菌がつくってくれた栄養でカビが増殖し、第3ステップで光合成の藻が増殖します。こうした過程で外壁は傷んでいくのです。

一番底の細菌(バクテリア)を取り除くことができなければ、藻やカビを洗い流しても解決になりません。むしろ除去したつもりが、化学合成洗剤が大好きなカビに逆に栄養を与えることになり、より悪化することは避けられません。

外壁、タイル、木材(白木)、塗面、セメントなど全ての建物の保全に、微生物屋の考えを参考にしていただければ、有効な手段を選択できるのではないでしょうか?

戸建ての住宅、ビル、マンションの外壁は、破損する前に定期的にわずかなお金でバイオ洗浄(高圧洗浄や高額の足場の設置は不要です)をすることが、とても重要なことだと考え、これからもご提案を続けていきます。

皆さまのご理解とお力添えをお願い致します。



あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。2013年(平成25年)になりました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

弊社は今年も「環境」と「健康」について、バイオテクノロジーを通じて皆様のお役に立てれば幸いと考えております。

自然に存在する微生物の浄化作用は、放射性物質の放射能に対しても減少させる効果が期待されます。年明け早々に屁理屈を言うようで申し訳ないのですが、「放射性物質は時間が経てば半減する」とよく聞く話ですが、「単に時間が経てば減少する」というのはおかしな話ではありませんか?

私は、時間が直接の原因で放射性物質の放射能が減少するのではないと考えています。では誰が、いつ、どのレベル(能力)で減少させているのか?それは40億年前からこの地球上に生棲している微生物(とりわけカビなど)だと考えています。

微生物の分解、消滅能は人の常識を超えています。この地球のどこにでも普通に生棲している微生物ですが、私たちの目には見えないので「まさか」などと信じ難いものがあるのです。

今年も微生物による自然の浄化作用に関心を持っていただけるよう努めます。そしてこのかけがえのない地球、私たちの健康を「おろそか」にすることなく、よくよく考えながら日常を過ごしていきたいものと思っております。

今年も皆様にとりまして良い年になりますようお祈り申し上げます。


今年もお世話になりました

今年も大変お世話になりました。

微生物の応用による洗浄、カビ、脱臭の洗浄剤をお買い求めいただいた皆様には厚く御礼を申し上げます。   

今年は、少しずつでありますが、微生物の応用によるバイオレメディエーション(自然の浄化作用)をご理解いただける方々も増えており、感謝致しております。

日常の住まいのお手入れ、特別な汚れの除去、歴史的な美術工芸品などの洗浄には自然の力(微生物パワー)が理想的であることは言及するまでもないことです。とくに歴史的な建造物、美術工芸品などの洗浄復元クリーニングは、イタリアなどヨーロッパでは微生物による洗浄が主流になっております。

その主な理由は

①化学合成洗浄剤は、残留物が除去できないので劣化が激しい

②塩素系漂白剤や酸化剤(オゾン、過酸化水素水など)は脱色、変色が起こり劣化が激しい

――などです。

遺伝子組み換えもない純粋に自然に生存している微生物を活用した復元クリーニングをますます普及するために、これからもあらゆる努力をして参ります。

皆様のご繁栄とご健康を心からお祈り申し上げます。

 


最近の現場の話 めずらしいタイルのバイオ洗浄

岡山からマリンライナーに乗って、瀬戸内海を渡って高松へ。設計事務所のご用命をいただき、讃岐うどんのメッカ高松で大型マンションの外壁タイルとステンレス製手摺のバイオ洗浄をしてきました。

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このマンションは、35年前に建てられたものです。外壁のタイルは、今ではとてもめずらしい陶器質の赤レンガで上薬を塗っていないものでした。粘土を1200℃で素焼きにした後に1000℃で本焼きにしたものです。

建築基準として吸水率は4%以下と定められていますが、経年とともに素地に吸水された水分にカビが増殖し、藻が生えていました。表面が粗いので余計にカビがはえてしまいます。そのまま放置すると、カビによりタイルが内部(素地)から浸食され破壊されてしまいます。

私たちは外壁タイルに一般の高圧洗浄機は使いません。こうしたタイルに一般の高圧洗浄機で水や洗剤を噴射すると、素地に汚れが吸い込まれてしまいます。結果的に余計にカビが素地内で増殖し、劣化を急速に早めてしまいます。

私たちはバイオテクノロジーの応用技術でタイル素地に侵入し増殖しているカビを「バイオの力」で除去し、抑止することができる技術とノウハウを持っています。

契約会社のご協力を得て6日間かけて完了させ、晴れ晴れとした気持ちでスカイライナーにのり、瀬戸大橋の美しい海を眺めながら帰京の途につきました。岡山、高松はとても美しい町です。



心から悲しいできごとがありました

人の死は突然に訪れるものです。私のよく知っている方が63歳で朝7時頃、突然お亡くなりになりました。2日ほど前に電話で話し、今月12日にお会いする約束をしたばかりでした。とても悲しいです。

死は予期しない時に突然、起こります。寒くなるこの時期に多く発生しますがその多くは血圧の急激な変化によるものです。血管は人の身体の中で一番最初に老化するところです。血管を老化させないように日頃から気をつけたいものです。

突然死は医者も対応できません。お互い血管老化防止に心がけましょう。


外壁の洗浄について思うこと

外壁のバイオ洗浄は、本来持っている風合いを復元することが目的です。

日本のあちこちにさまざまな工法があるようです。それなりの有効性はあるのでしょう。

洗浄の科学で最も大切なことは、汚れは除去できても洗う対象を傷めない、損耗させないということで、鉄則みたいなものがあるわけです。洗浄によって物質本来の機能を回復させるという目的があります。

劇薬を使用したり表面にフッ素などコーティング剤を塗布すると、二度と元の物質の復元はできません。


なぜか同じように聞こえてしまう「ビニールクロスクリーニング」

私たち創研㈱及び全国のライセンス契約会社が行っているビニールクロス復元クリーニングは、創研が製造しているバイオ洗浄剤を使用し、カビ、悪臭、汚れを除去し、リンス効果としてしばらくの間、再汚、カビを抑止することができるというものです(特許)。

使用する洗浄剤は石けん水を基材としたもので自然消滅します。その安全性や有効性はこれまでの実績と経験の中で証明されています。

しかし、私たちとは全く違う方法、つまり塗装する方法、「何かを塗る」方法もあるようで、特約店(代理店)契約をする企業もあるようです。それぞれに何か訳あって契約されることなので私が関知することではないと思いますが、ビニールクロスや天井の吸音板が汚れたからといって何かを塗って汚れを隠してしまうというのは、科学的には良い評価は得られないと思うのです。

元来、ビニールクロスや吸音板は「表面仕上げ材」といわれ、「耐久消費材」「防炎加工材」です。機能性、美しい色や柄など微妙な風合いを求められるものですが、そんなことを一切無視して、汚れたらその上に何かを塗って汚れを隠してしまうという発想は非常に不思議です。

汚れたものに何かを塗ってしまったら、当たり前の話ですが張り替える時に剥がれなくなってしまいます。ビニールクロス、吸音板などの表面には、必ず(100%)カビが付着しています。そのカビの上からどんなものであれ「塗りつぶしたら」、カビはその中で大増殖することは確実(100%)です。バイオ洗浄で除去できない汚れがあれば、新規に張り替えることが最も安全な方法であると考えます。


ニッポン全国物産展(池袋サンシャインシティ)に行ってきました

IMG_0569.JPG当社とお取引をいただいている京都府の「京こんぶ 長岡京田なか」さんが出展されるとのことで、私も見学がてら行ってきました。

コンブにはすごい作用があるのです。コンブはマグネシウム(Mg)が豊富に含まれている健康促進食品です。人の骨は60%超がマグネシウムからできています。骨を強く丈夫にするには、Mgが欠かせません。

コンブにはカリウムも含まれています。ナトリウムとカリウムは人が生きていく上で絶対に必要な元素ですが、取りすぎもよくありません。ただ人は本能的にナトリウムを多く摂ろうとします。
ナトリウムイオンと塩素イオンが結合すると食塩になります。よく「塩分の取りすぎに注意」と言いますが、それは高血圧予防のためです。余分なナトリウムを体外に出すためにはカリウムを含んだコンブを適当に食べることです。

海洋の生物にはまだまだ未知なる機能を持った食品が星の数ほどあると思います。
最近の微生物の研究も海へ海へと向かって進んでいます。
海洋にもまだまだ未知な微生物が棲んでいることでしょう。

お店の店長さんもスタッフの皆様も若々しくスリムでご健康そのものでした。コンブの効果絶大ですね。
「京こんぶ 長岡京田なか」さんのご繁栄をお祈りいたします。

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最近、購入した本の話

『細菌が世界を支配する』 アン・マクズラック著 白揚社 ¥2,520

 

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       この本は、少しややこしいかもしれませんが、微生物を研究している人ばかりでなく、一般の方にも興味を持っていただけるような本です。

微生物とは人の目に見えない生物ですから、日常の生活の中ではあまり気にかけることはありません。ところが微生物は、人の身体の表面にも内にも共生し、その数は100兆個とも1000兆個ともいわれています。

微生物(バイオ)は40億年前から私たちの地球に棲みついている大先輩です。人類はたかだか600万年前~700万年前に誕生しています。人は微生物(バイオ)と無縁では生きられないのです。

地球上でいちばん多い生物は微生物(バイオ)で、天文学的数字です。

微生物(バイオ)は、ペスト、マラリア、ジフテリア、コレラ、結核、ハンセン病、腸チフス、悪性病原菌による食中毒、インフルエンザなど、病気の源を連想するのが普通です。しかし実は、悪い微生物(バイオ)は地球上に存在する天文学的種類と数量のほんの一部に過ぎません。

微生物は、現在の地球と人の健康を保全していてくれるものが大半です。人の生命の営みに欠くことができないのが微生物(バイオ)なのです。「微生物と共生する」=微生物の力を借りて人の環境衛生を保全するのが自然なことです。

微生物(バイオ)を「敵」として「殺して」しまおうなどと考えても所詮無駄なことで、かえって微生物(バイオ)に殺されるのは人の方であることは、長きにわたる人と微生物(バイオ)の戦い(ペスト、梅毒、レジオネラなど)を見ても明白です。こんなことが非常に興味深く書かれています。

私たちは微生物の特長を最大に活用して、安全で快適な地球を保全することを目標にしています。

お時間があればぜひ、ご一読をお勧めいたします。

 


最近の施工現場のこと

10月下旬から、西日本のマンション大規模補修工事(外壁のタイル洗浄やステンレス・アルミのバイオ洗浄の仕事)で出張が多い日が続いています。

①外壁は高圧洗浄しない ②劇物は使用しない

従って弊社の工法は、外壁を傷めることもなく安全にカビも防止できることが評価されご発注をいただいております。

当社のライセンス契約会社のご協力をいただいて工事もいよいよ最終局面となり、来週前半には完了の見込みです。

併せて東京では、公共集合住宅の室内のカビ除去とカビ抑止などの衛生管理を、危険なカビ取り剤の次亜塩素酸ナトリウムを使用することなく、バイオテクノロジー技術でおこなっています。

「カビ」「悪臭」「特殊な汚れ」は、危険な合成洗剤を使うことなく安全で自然をこわさないバイオテクノロジー技術で処理することができることを、私は強く訴え続けて参りたいと考えます。


外壁のタイルバイオ洗浄                       ステンレス・アルミバイオ洗浄

「高松市 桜町マンション」                      「岡山市 両備グレイスマンション原尾島北館」 

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