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最近のエントリー
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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~
濱谷明夫先生のアート作品のバイオクリネス洗浄をおこないました
株式会社竹中工務店様からご依頼をいただき、平成28年6月25日に汐留芝離宮ビルディングの濱谷明夫先生のアート作品「COSMIC FLIGHT」のバイオクリネス洗浄を行いました。
2014年に弊社で施工した作品ですが、2ヵ年を経てカビやホコリが積層し、純白の糸がグレーに汚れていました。
作品は9メートルの高さがあるため、高所での作業で、深夜から早朝3:00頃まで施工しました。
作業にあたった2人(ダートクリーン大芽 佐渡さん、弊社 三戸)は、ご苦労さまでした。
写真でご覧いただけるように、この作品は純白のひも状の糸が空中に軽やかに泳いでいるようです。
そのため、洗浄は特殊な方法で行ないました。
使用する洗浄剤は、残留せず、かつ汚れ、ホコリ、カビを除去、消滅させるものでなければなりません。
そうした条件をクリアする市販品はありません。
微生物が汚れやカビ等を分解、消滅させ、自己分解性により残留することのない創研のバイオ洗剤を使用し、美しく軽やかに復元できました。
約2ヵ年でも写真のように汚れるのですから、大規模なビルの吹抜け、エントランスの空気中のハウスダストの処理を担うビルメンテナンス会社のご苦労がしのばれました。
(創研) 2016年6月28日 14:54
寺院のご本尊様、仏具や絵画などの復元クリーニングを終えて思ったこと
まず写真をご覧ください。
<金箔の二重の塔>
施工前後の輝きの違いがはっきりわかります
復元クリーニング後、各パーツを組み立てます
<ご本尊の仏壇>
脚立を使い高所の作業をしています
白木の台座を施工中です
黒々とススが付着していましたが、施工後は白木の柔らかな風合いがよみがえりました
仏壇の中を施工中です
<ご本尊>
手作業で慎重に行ないます
完成
<仏像>
復元クリーニング前の仏像です
細かな部分も丁寧に行います
完成
元の色が分からないほどススで汚れています
完成
元の色がよみがえりました
<天蓋>
分解しひとつひとつ丁寧に作業します
きれいになったパーツを組み立てます
金色の輝きが戻りました
完成した天蓋です
<曼荼羅図>
<襖絵>
<仏像の台座>
完成
<仏壇>
<すだれ>
<木製の蓮>
<金属製の蓮>
今回は5種類の微生物や酵素を活用し、丁寧に丁寧に真心を込めて10日間かけて復元クリーニングをしました。
私の経験では、火災によるスス汚れが真っ黒なコークス状になりあらゆるものに接着した状態(まるで塗料を隅々まで微細に吹き付けたような状態)はあまり見たことがなく、今回はとても良い勉強になりました。
真っ黒なコークス状の汚れを分析してみたところ、単なるススではなく、コークス(石炭の微粉末や墨汁のような墨)が金色の仏具や仏像、襖絵、欄間に微細に吹き付けられていました。最初に下見した時は「もともとこういう黒色のものか」と見間違えたほどです。
失敗して色や風合いが変わったなどということがあってはならない―という一心で作業を続け、心身ともに相当疲れました。
どうすれば良いかといつも頭の中がいっぱいで、夜中に目が覚めると思いついたことをメモに取り、一生懸命に考え抜いた仕事でした。
今回の仕事には、弊社のライセンス契約会社㈱東商サービスの川筋修平君が助手として作業してくれました。川筋君の指先の器用さは天性のものがあるようで、回を重ねるごとに上達しました。この経験を通して、こうした難しい事例の復元クリーニングについても理解を深めてくれたことと思います。
川筋君は、㈱東商サービスに入社する前はフランスのパリでテーラーの修業を約10年やり、その後実父が創業した同社に入社したとのことです。
パリでの経験と東京での現在のビルメンテナンスという仕事をコラボさせた「おもしろい」ビジネスを創生してくれると楽しみにしています。
今回は報告だけですが、機会がありましたら克明に記録したメモなどをご紹介したいと思います。
歴史あるものの重みや風格を損なうことなく美しく復元できるのが、微生物の力のすごさです。
これまで誰もやらなかった復元クリーニング技術で、全世界の寺院の汚れを落とすことができたら素晴らしいと考えています。
この度、「抗カビ剤の製造方法及び抗カビ工法」の特許も取得致しましたので、寺院のカビや汚れをすっきり復元クリーニングしたいとお考えの方はどうぞご一報ください。
微生物のパワーで美しく復元します。
★施工実績「寺院の仏像、仏具、天蓋等の復元クリーニング」も併せてご一読ください→コチラ
(創研) 2016年4月22日 14:46
残留農薬検査のためにご来社くださいました
有限会社創美社の河野取締役
河野氏は、とくに子どもの給食などの残留農薬について心配されていたため、農薬を除去する洗浄剤の使用方法や残留農薬を簡便に検査する方法を体験していただきました。
学校給食の野菜洗浄については、文部科学省が流水で3回洗浄することを指針としています。
そこで水道水で3回水洗い洗浄をした大葉と、弊社オリジナルの「ベジレメ」(野菜などの洗浄剤)で1回洗浄した大葉の比較検査を行ないました。
結果は、水洗いよりも「ベジレメ」で洗浄した野菜の方が農薬が除去され、かつベジレメも分解され無毒であることを確認しました。
「ベジレメ」(創研の野菜などの洗浄剤)で1回洗浄した大葉
(後方に見えるのは残留農薬の簡易検査キットです)
(創研) 2016年4月19日 13:32
特許がとれました(「抗カビ剤の製造方法及び抗カビ方法」)
「抗カビ剤の製造方法及び抗カビ方法」の特許がとれました(特許第5922628号)。
こうした発明は、現場で「おや?!」と思う「現象の観察」と洞察がきっかけになります。
発明には、それを証明するための昼夜を分かたぬ研究と努力が必要だと思っています。
科学は積み重ねですから、系統だてて基礎をしっかり学習しなければ研究は成立しないと考えています。
近年、インターネットで検索すれば情報は山ほどありますが、正確で詳細な情報はネットには出ません。
「聞きかじり」の情報で勉強しても研究というレベルには到達できないので、基礎学習をしっかりやり続けたいと思っています。
現在、バイオ関連の特許申請をさらに2本、出願しています。
特許出願には多くの時間と研究と多額の費用がかかります。
そうしたこともしっかり踏まえて、これからも確実な裏付け(エビデンス)のある仕事をしていきたいと考えています。
★創研特許技術は⇒コチラ
★カビの診断と対策【特許工法】の詳細は⇒コチラ
(創研) 2016年3月30日 18:07
微生物が食料危機を救う?
微生物とは関係ない話・・・のように思われますが、実はおおありなのです。
今年の1月のブログ「新年早々心配な話」に、気候変動による食料不足のことを書きました。
朝日新聞で読まれた方もいるかと思いますが、イギリスのオックスフォード大学の研究グループが3月2日付の英医学誌「ランセット電子版」に発表した記事によると、気温上昇が今世紀末に4度以上になると、温暖化、砂漠化による食料減で亡くなる人は世界全体で52万9,000人増えると推定できるそうです。
155ヵ国で死者数を予測すると、中国24万8,000人、インド13万6,000人。
日本は7,620人と7番目に多くなっています。
飽食の日本の現状からすると「本当?」「信じられない」という人が多いと思いますが、農産物は自然の産物です。
土壌が汚れ、害虫が増え、砂漠化が進めば、ある時いきなり農産物は採れなくなり、食料の値上がりは世界的なものになります。
私は、その時のために微生物を活用した農産物の栽培を考えています。
「何を食べれば人は元気に生きられるか?」
皆さん、興味ありませんか?
(創研) 2016年3月17日 17:10
実務研修会を終えて思うこと
今回も、全国から17名のご参加をいただき、実務的な研修会となりました。
バイオテクノロジーが住環境にどのように貢献できるか、その効果や安全性などのエビデンスをまじえ、さらには実習を行ないました。
ご参加いただいた企業の皆様は、新たなビジネスの「気付き」や「ヒント」をつかまれたように感じました。
「汚れ」を取り除き、「清潔を保全」するためには洗剤も必要です。
創研は、化学合成された洗剤は使いません。
微生物を有する石けん水を基材とした洗剤や微生物を使用して洗浄します。
創研はバイオテクノロジーを研究し、製品を開発している会社です。
超零細企業ですが、超優良品の製造会社と自負しております。
何をどのような方法できれいにして、かつ安全を保全するのか。
微生物を使うというのは、これまであまり聞いたことがないかもしれません。
具体的になんという菌を、どのような方法で使うと、どんな効果があるのかということについて研究を進めることは、これから益々必要となるでしょう。
創研の洗剤は、ちょっとした工夫や目先を少し変えたようなものではありません。
発想のコペルニクス的転回と言うべきもののような気がします。
既成概念にとらわれているとなかなか受け入れにくいかもしれませんが、微生物が持つ力の素晴らしさをコツコツと追求し、皆様に発信し続けたいと思っています。
★新着情報「実務研修会を開催しました」に研修会の具体的な内容などを写真でご紹介しています→コチラ
(創研) 2016年3月 4日 13:16
新年早々心配な話
地球の環境はもはや取り返しのつかないほど悪い状況にあると話す科学者がいます。
事実、地球上の人類の食糧は完全に不足してきています。
世界食糧会議は、これからの留意事項として、気候変動、人口爆発、マネー資本主義の拡大を挙げています。
世界の人口は、1998年には約60億人でしたが、わずか13年後の2011年には70億人を超えました。わずか13年で10億人も増えたのです。
私達の10年後はどうなってしまうのでしょうか?
世界中で干ばつの被害が拡大しています。被害はアメリカ、中国、インド、オーストラリア、ロシア、フランスにも及んでいます。
アメリカのカリフォルニア州では、2008年から4年間、干ばつが続きました。
深刻なのは中国で、新華社の発表によれば、度重なる干ばつ被害で農地が相当な打撃を受けているそうです。
2.世界の食糧の価格は?
食糧の価格は、シカゴの先物市場において投機筋が大量に参入し高止まりになっています。お金がなければ食料は手に入りにくくなっています。
3.遺伝子組み換えによる農産物の生産量は増えるか?
日本の植物バイオテクノロジーの現状は、遺伝子組み換えが北海道三井化学㈱、㈱資生堂、花王㈱、キリン㈱、サントリーグローバルイノベーション㈱、日本たばこ産業㈱、国立開発研究法人農業生物資源研究所、味の素㈱などにおいて進められています。
ISAAA(国際アグリバイオ事業団)によると、中国のGMO(遺伝子組み換え食品)の栽培面積は390万ヘクタールに及んでおり、世界第6位のGMO大国となっています。
これから農薬か遺伝子組み換え植物かという議論が起こってくると考えられます。
農薬の開発は1材10年、40億円の費用がかかると言われていますが、植物バイオテクノロジーはもっと莫大な費用がかかり、農薬の開発費用の方がはるかに安価です。
4.地球の温度の変化は?
地球全体の平均気温が産業革命前と比べて2度上昇すると、地球規模で気候変動が起こり、社会や生態系が壊滅的な影響を被ると言われています。
写真は、「気候変動+2℃」(ダイヤモンド社 責任編集 山本良一 Think the Earth Project 編 2006年発行)に掲載された2013年と2016年の平均地表気温の上昇率の地域分布図(予測)です。
赤から黄色になるに従い気温が上昇しますが、わずか3年で赤や黄の地域が増えています。
●2013年
●2016年
5.食糧をめぐる世界動乱の兆候とは?
小麦や飼料の輸出をアメリカ政府が制限し始めたら、食糧価格は急騰します。
食糧は外交の武器になるのです。
6.「地球を汚さない」―― その実態は?
「地球を汚さない」「不必要なものは消費しない」など、言葉の上で節制は言われても、化石燃料(石油、石炭など)の燃焼によって排出される二酸化炭素は76.7%を占め(IPCC第4次評価報告書)、地球温暖化の原因となっています。
2011年7月に9種の合成界面活性剤の規制が行われています。
清掃業者が一般に使用している合成界面活性剤は、PRTR法、土壌汚染対策法で使用制限されています。しかし、清掃業者は毎日使用し続けているのです。
<結論 ―― 私たちにできること>
私たちが率先してできる地球環境への貢献は、まず業務用洗浄剤を全てバイオに変えることです。
清掃業務に携わる私たちが結束し情熱を持って、バイオテクノロジーの応用技術で洗浄を行うことが、土壌、地下水、海、河川を浄化することに直結します。
1999年、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(MSDS制度の導入)が制定されましたが、ほとんど機能することなく、化学物質はドンドン生産されドンドン消費されています。
このままでは、単に1個人1回単位の問題ではなく地球が消滅します。
さまざまな規制の中にあって、「石けん」は「規制の必要はない」「毒性はない」と認められているのです。
単に「安いから」だけの理由で汚染度の高い洗浄剤(合成界面活性剤)を使用しないことが、私たちにできる最も重要で大切なことです。
私たちは、「バイオクリネス洗浄剤を普及させる努力を続けていかなければならない」とあらためて決心しました。
(創研) 2016年1月21日 10:30
マンションの外壁タイル・床タイル・ステンレス門扉のバイオクリネス洗浄を行いました
外壁タイルは素焼き風で、白色系、深目地。そこにカビや藻が生えている状況でした。
弊社はタイルと目地、石材は高圧洗浄をしません。
バイオクリネス洗浄剤(創研㈱製造販売、責任施工)で、建物を損耗させることなく美しく復元できました。
さらにステンレス製の門扉などの光沢を復元させることができました。
洗浄前と洗浄後のインスペクションも行っています。
関連記事と写真も併せてご覧ください。
★「施工実績」のページに施工前後の比較写真などをご紹介しています。
★社長ブログ「外壁タイルのカビは微生物できれいにする」に試験調査の報告書を掲載しています。
(創研) 2016年1月20日 15:37
年頭のご挨拶
ライセンス契約会社の皆様からいただきました年賀状を拝見すると、皆様の夢や希望を知ることができます。今年もいただきました年賀状の一部をご紹介させていただきます。
バイオクリネスシステムズは、現代の地球環境、食糧などの困難な問題を解決できる唯一の技術だと確信しております。
バイオクリネスシステムズは、人々を幸せにできるビジネスです。
私たちがやっていることは、その最前線だと自負しております。
常に一歩先を見つめながら、ライセンス契約会社の皆様のバイオクリネスシステムズの技術向上にお役に立てるよう、そしてバイオクリネスシステムズを通じて地球環境の改善に貢献できるよう、今年も精一杯努力して参ります。
どうぞお力添えをよろしくお願い申し上げます。
(創研) 2016年1月 8日 14:22
微生物は人の役に立つ
人の役に立つ微生物の研究で大村智先生がノーベル賞を受賞されたことは以前にもブログに書きました。
微生物は、人の役に立つのはもちろんですが「人の住まい」を安全に清潔に保つこともできます。
建物が汚れるのは仕方ありませんが、汚れをそのまま放置すると劣化と損耗が起こり、大幅に建物の寿命が縮みます。さらにいけないことは、間違った方法と洗剤で「お掃除」をしてしまうことです。普段、何げなくやっているお掃除や使っている洗剤による健康被害、建物の被害が多く発生しています。
株式会社石津建築設計事務所の難波氏のご依頼により、10月に岡山県倉敷市の中庄にあるマンションの玄関アーチ(ステンレス)をバイオクリネス洗浄しました。つや消しのコーティングが施されているのでピカピカしないのですが、洗浄した後に保護剤(クリア)を塗布し、長期に保全できるような施工をしました。
<施工後の玄関アーチ>
<施工前>
<施工中>
施工前後に検査を行ない、油脂汚れの除去と光沢の復元が予定どおりできたかどうかを確認し、施主様に報告致しました。
光沢計「グロスチェッカ」を用いた
光沢復元率テストの結果です。
施工前の光沢は8でしたが16に上昇しました。
<施工後>
<施工前>
同マンションの搭屋にあるピカピカのステンレスや塗装された絵文字のバイオクリネス洗浄も行い、保護剤を塗りました。
普段、最上階にある搭屋には登ることができないので、下から遠くを見上げることになります。近くに登ってみると、汚れ、サビがいっぱいでしたが、施工後はピカピカです。
<施工後>
<施工前>
マンションの共用廊下の天井にもカビがありました。
再塗装で仕上げるとのことで、その前処理として、今、生えているカビを殺菌し抑止することがどうしても必要です。カビを生やしたまま、その上から塗装すれば、近々さらにひどいカビが生えて塗装も浮きやはがれが出てきます。
10階から1階までの共用廊下の天井を、バイオクリネス洗浄しカビの殺菌と抑止を行ないました。この上から塗装すれば、塗装の浮きやハガレを防止することができます。
*カビの殺菌と洗浄=SOKEN 201
*カビの黒ずみの除去と洗浄=Miura-A
*カビの抑止=Miura-B
*雨だれ、金属のサビ取り=SOKEN 0.8
*スチールの保護とつや出し
=SOKEN スチールバイオ保護つや出し剤
★「施工実績」でもご紹介しています→コチラ
(創研) 2015年12月14日 13:22