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「世にも危険な医療の世界史」(文芸春秋)を読みました。

「世にも危険な医療の世界史」(文芸春秋)を読みました。

(リディア・ケイン、ネイト・ピーダーセンによる共著 福井久美子訳)

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ペテン師、偽医者、インチキ療法士、詐欺師、闇医者、潜り医者。
病気や死に対する私たちの恐怖心につけ込んで効果のない商品や症状を悪化させる商品を売りつけたり、時に病人を死に追いやったりする人は歴史的にいくらでも存在していることが書かれています。

 言うまでもなく、私たちはインチキ療法から我が身を守らなければなりません。

 19世紀にアメリカでは特許医薬品が誕生したことで、1930年に「アメリカ食品医薬品(FDA)」が取締り機関となって有効性を証明するよう義務付けました。
しかし、アメリカからインチキ療法が駆逐されたわけではありません。人体の仕組みの驚異的な解明にかかわらず医療分野や化粧品分野ではあらゆるところでインチキ療法がはびこっています。
インチキ療法はしばしば、個人の体験談を根拠にしたり、有名な医師の推薦の言葉を引用したりして消費者を納得させようとします。さらに「〇〇〇の驚異的な効果は研究で証明済み」などと言った宣伝文句をよく調べる必要があります。

 「馬鹿げた治療法」や「最悪の治療法」は今後も生み出されてしまうでしょう。
また、古来からの間違った医療が現代でも行われていることは、とても怖いことです。
改めて知ることができて興味のある本でした。


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