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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~

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マンション現場を完了して~建物の保全と長寿化のために~

管理組合様と東京建物様からのご指名をいただき、マンションの外壁カビ除去洗浄を施工しました。


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対象は、中庭(四方が壁に囲まれている状態)に面した外壁で日当たりが悪く、通風もないため、カビの繁殖がひどく、美観も損なわれていました。


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施工の3年程前からカビの調査、テスト洗浄を行いました。

平成26年4月16日 カビを収集、培養同定した結果

①ペニシリウムエクスパンザム
②ススカビ
③モニリエラ
が主に増殖していました。

生菌数調査では、乾燥時の測定で【83,012個】でした。


平成26年4月21日 テスト洗浄

「強酸による高圧洗浄」と「バイオ洗浄」の比較を行いました。


平成26年7月7日 経過観察

テスト洗浄から78日後に経過観察を行いました。
雨天時の測定

「強酸による高圧洗浄」は、生菌数【128,471個】でカビの増殖が見られました。
「バイオ洗浄」は、生菌数【90,534個】と、ほとんどカビの増殖はありませんでした。
未洗浄部の生菌数は、【101,226個】でした。

この結果から、「強酸による高圧洗浄」では、生菌数(カビ)が増えている現象があり、カビに対して抑止になっていませんでした。

平成26年4月16日のカビの収集、培養同定時と同年7月7日の経過観察時で、生菌数に違いがでた原因として、
・4月16日は、乾燥していて、寒気が続いていたこと
・7月7日は、蒸し暑く、雨天が続いていたこと
によるものと推察されます。


平成29年1月下旬 施工



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洗浄剤は、
・「Miura-A」(特許)
・「Miura-B」(特許)
を使用しました。

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幸いにも施工中は、ほとんど雨がふらず、10階までの高さの足場の中で作業を行いました。

弊社が施工した中庭に面する外壁以外は、他業者様による「高圧洗浄」と「強酸による手洗い洗浄」が行われました。


居住者様からは、
①高圧洗浄の方が「きれい」にみえる
②先に高圧洗浄してから、バイオ洗浄するべきではないか
というご意見がありました。

タイルの表面、目地セメントを強酸でゴシゴシと硬質のものでこすり洗いし、高圧で汚れを吹き飛ばすという洗浄方法は、一見するときれいに見えます。

また、作業効率からも「早い」「安い」ということで、一般的な外壁洗浄法として、建設業に携わる人々の常識になりつつあるようです。

しかし、「建物の保全」、「カビの健康被害」という観点から考えると、絶対にやめるべきです。

セメント目地は、アルカリ性なので接着力があり、鉄鋼の錆を防ぎ、ビルを堅固なものにしています。
水の分子は、非常に小さいもので、セメント目地から内部セメントに浸透します。
さらに強酸を使えば、セメントを酸化、中性化してしまいますから、セメント目地の強度を失うことになります。

「高圧洗浄」と「強酸による手洗い洗浄」による外壁洗浄方法が現在の常識になっていることは、私にとって極めて不思議なことです。

私たちは、強酸や高圧洗浄を行いません。

「建物の保全と長寿化」、「カビなどによる健康被害」及び「カビによる建物の劣化」を防止することを目的にバイオテクノロジーで洗浄を行っています。


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今回バイオ洗浄を終え、最後に管理組合の方々に改めてご説明を行いました。
その際、カビの保証期間を5ヵ年にしてほしいとのご要望があり、それを受けて、保証書を発行しました。
万が一、劣悪な環境下にある中庭にカビが発生した時でも「Miura-B」(特許)を噴霧すれば、十分に対応できます。

保証書を発行するか否かは、最初(御見積り段階)に話し合いをして、適切な施工料金を提示し、承諾していただく必要があります。
不本意な値引きなどがある場合は、保証書の発行はできません。


カビの調査、テスト洗浄、経過観察の詳細は以下の資料をご参照ください。


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空気中のカビの季節変動は今です!

空気中のカビの季節変動は、5月~7月にかけて増加します。

すなわち梅雨の時期に多くなります。また秋雨の時期も同様です。

空気中の主なカビはクラドスポリウム(俗名クロカビ)、ぺニシリウムで
クラドスポリウムは全国共通して普遍的な分布を示します。

クラドスポリウムは環境を著しく汚染します。
特に黒色汚染の多くはクラドスポリウムです。

一方、ぺニシリウムは室内のダストから多く検出されます。
いったん発育して胞子ができると胞子の数がとても多く乾燥に強いので、空気中に生き残ったまま室内を飛び回ります。

死んだカビもアレルゲンになるので掃除機のダストやエアコンのダストをこまめに清掃することが重要です。

テレビCMを見ているとエアコン洗浄を請負う業者も多数いますが、使用洗剤やカビ抑止剤などで化学物質過敏症やアレルギーが発生したりする事例もあります。

使用洗剤、カビ抑止剤は安全や効果などを確認されることをお勧めします。

創研のバイオテクノロジーによるエアコンバイオクリーニングも合わせてご検討下さい。

ご希望いただければエアコン内部のカビ検査も行っています。

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エアコンの汚れ・悪臭・カビ除去→コチラ


公共住宅のカビ検査及びカビ除去、殺菌工事について

公共住宅のカビについても度々ご相談をいただきます。

今回、押入れ側面板壁から採取してきたカビを培養したところ

Alternaria alternata(アルタナリア アルタナータ)俗名ススカビでした。

さらにATP検査をしたところ和室の床板や押入れ内で危険値を示しました。

ATP検査:測定器「Lumitester PD-20&ルシパックペン」(Kikkoman製)によるカビ及び殺菌などの        活性値検査

 通常は乾燥と清掃で防御できるのですが、通常の清掃では対処できない程、カビが爆発的に発生していました。

 カビは調査をしてそれに基づくカビ除去や殺菌をしなければ効果を望めません。

やみくもにカビ取り剤をまいたり、吹き付けたりしてもカビ除去は出来ませんし次亜塩素酸ナトリウム(カビ漂白剤)やアルコール、エタノールなどを吹き付けてもそれほどの効果はありません。

 学物質を使わずにカビをとる、カビを増殖させない。
バイオテクノロジーによるカビ退治がこれからの主流になると思ってます。


【培養写真と主なカビの属の判定】

  Alternaria  alternata(アルタナリア アルタナータ)

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【抗カビ試験】SOKENカビ殺菌消毒剤を塗布し、抗カビ試験を行った結果、カビ(アルタナリア属カビ)の増殖はないことを確認しました。(右)

カビと人の健康の話 ~その不調、カビが原因かもしれません~

先日、ご自宅のカビの調査と除去、カビの抑止のご依頼をいただきました。

居住されている方にお話を伺ったところ、ご家族のひとりに喘息の症状があり
室内にカビの臭いがするとのことでいろいろ調べたそうです。
結局、しばらく出し入れをしていなかった半地下の物置にカビが生え
それが壁、床、天井等に広く繁殖していたそうです。

そこで、施工の前にまずカビ調査を行いました。
半地下の物置は勿論のこと、居住空間すべてです。

家具(箪笥、棚など)、押入れ(布団などの寝具類)、クローゼット(衣類)、
エアコン、建具、浴室、寝室、畳、カーペット、木床、床下、天井裏、漆喰壁、
下駄箱、玄関たたき(天然石)、書籍、美術工芸品などなど
あらゆる箇所をくまなく調査した結果、
予想もしなかったところからカビが検出されました。
十分な調査をしなければわからないのがカビの巣です。

十分なカビ検査は、経験と知識と検査機器がなければできません。
見えるカビだけでなく、人の目には見えないカビも見つけて除去することが重要です。
弊社はバイオテクノロジーでカビを除去、抑止し、健康被害も抑止することができます。

ご依頼主の住宅は大邸宅でしたので
すみずみまで処理するのに2日間、6人で作業しました。

普通の人が考えるカビの除去や処理は、
カビが生えている箇所のクロスを張り替えたり
浴室のリフォームをしたりすることが多いようですが
必ずカビはすぐに繁殖します。

何かで覆い隠してもその下でさらに繁殖しますし
市販のカビ取り剤を吹き付けて拭き取っても、すぐに繁殖します。

カビは細菌で、生命を持っていますから
繁殖できる条件さえあれば、どこにでも生えます。

人の身体内、たとえば腸の中にもカビは繁殖し人の健康を害するという医学的な知見が
ずいぶん以前に世界で発表されています。

カビで人は死ぬことはないと思っていませんか?
カビで健康が損なわれたり重篤な病気になったりはしない、と思っていませんか?

私は決しておどかしで言っているのではありません。
カビによる真菌症でとても苦しい日々を過ごしている方々を
私は知っています。

人の腸とカビの研究は進化しています。
健康がすぐれないが原因がどうもわからない、という方は、
一度、腸内のカビの検査をしてみてはいかがでしょうか?


「生活環境とカビ管理対策セミナー」に出席しました

2019年5月10日(金)、「生活環境とカビ管理対策セミナー」(主催 NPO法人カビ対策センター)に参加しました。

まず、国立医薬品食品衛生研究所の渡辺氏から「カビの遺伝子検査法」の現状についてお話を伺いました。
そのお話しから、カビの遺伝子検査は動物や人の遺伝子検査との比較においてきわめて困難なことが多く、未だ十分なエビデンスが確立されていないという印象を受けました。
これからの研究課題であり、また各種機器類も高額であることから、すぐに導入を計画するには早計すぎると考えています。

次に、建築物のカビ汚染の調査事例と対策について、株式会社竹中工務店の齊藤氏からお話を伺いました。
10ヵ年程度の期間、カビの状況と生育との因果関係について多方面から追跡データをとっておられ、大いに参考になりました。
竹中工務店さんは建設業者ですから、カビの研究をするというよりも、カビの生育を抑止するための各種施設や設備の研究が主だったように思います。


8ヵ月経過後も浴室にカビが生えていません

201804231.jpgのサムネール画像

先日、昨年8月に洗浄した浴室の点検に出向きました。

約8ヵ月が経過しましたが、カビはまったく生えていません。


←施工後8ヵ月が経過した浴室



2018042302.jpgのサムネール画像



浴室の素材はムクで、天井、壁は杉、浴槽のフタ板は檜、窓の4方枠も檜です。


←施工後8ヵ月が経過した浴室


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←施工後8ヵ月が経過した浴室



昨年、洗浄時に発生していた主なカビはアスペルギルスニガー(クロコウジカビ)、トリコデルマ(ツチアオカビ)でした。

素木はすべて、弊社オリジナルの洗浄剤「Miura-A」とカビ抑止剤「Miura-B」でしっかり精密洗浄し
翌日、半乾燥の状態で「防カビ剤入り蜜ロウワックス」を1回塗布しました。


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←施工前の様子(昨年7月、施工前調査時撮影)


 






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オーナーのご主人は軽い気管支炎を発症していたのですが今は咳が出なくなったとのことです。

洗浄前の浴室のカビ(アスペルギスニガー、トリコデルマ)が健康被害の原因となっていたようです。

 


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