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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ 2015年4月アーカイブ
カビと酵母の違いを知っていますか?
真菌は、形態学的に「糸状菌」と「酵母」に分けられます。
大きな違いはないように見えますが、それぞれに特徴があって、消毒の仕方も違うのです。
酵母といえば「発酵のもと」と言われるように
パン、味噌、醤油、ビール、清酒に活用されています。
カビは、「糸状菌」と言われ
衣食住関連に悪い影響を与えるものや、保健衛生上有害なもの、
汚く見えるものなどが多く、「カビ毒」をつくるカビもいます。
カビがつくる「カビ毒」は、加熱したり煮炊きしてもなくなりません。
食中毒の原因になり、死亡する例もあります。
またアレルギーの原因になったり、化学物質過敏症の原因になったりします。
カビは黒いものが多く、カビ退治はなかなか大変です。
弊社のカビ除去クリーニングは、
原因究明から始めて、室内の空気中に飛び回っているカビの胞子の数、種類などを詳細に調べてから除去方法を決めます。
施工には「塩素系、アルコール系」などの消毒剤や農薬は一切使わず、
より安全な方法(特許工法)でカビ退治をします。
酵母は、健康被害の例はあまり聞きません。
酵母の細胞は径が3㎛~5㎛前後で球形、卵形、楕円形が普通です。
出芽増殖を行ない、コロニー(かたまり集合体)をつくり、ポツポツと丸く球状に見えます。
本来酵母は透明ですが、たくさんの酵母があると白色に見えたり、
他の細菌と合体すると色が赤や黄、グレーに見えることがあります。
アルコールでしっかり拭き取れば、酵母は消毒できます。
しかし、カビ(糸状菌)はアルコールで消毒しても、「根っこ(根細胞)」をつくるため退治するのは困難です。
さらにアルコールはカビにとっては栄養となるため、すぐにまた生えてきます。
酵母とカビを見誤るとアルコールの使用は逆効果になりますので見極めが大切です。
★カビと酵母の簡単な見分け方★
1.臭いを嗅いでみましょう。
カビ臭がすればカビ、しなければ酵母です。
2.大きさを見ましょう。
黒くベターッと広がっていればカビ、赤や黄色の1㎜程度の点々が飛んでいる状態なら酵母です。
(創研) 2015年4月27日 14:38
残留農薬や野菜などのバイキンについて思うこと
「土と農薬」(1998 鍬塚昭三・山本広基著、 (社)日本植物防疫協会)を見ると、農薬について以下のことが書かれています。
①土壌中の農薬の半減期は大部分が30日以内で、1ヶ年以上のものは原則農薬登録されない。
②作物に散布した農薬の残留性検査を15ヵ年にわたって行った結果、一般的に小型果実と大型果実との差はほとんどなかった。作物群間の農薬残留性を比較すると高い順から、
非結球葉菜類>穀類の茎>果実、果菜類>半結球葉菜類>根菜類、結球葉菜類>穀類である。
今は、ホタテ貝殻パウダーや農薬おとしが日本でも中国でも売れているそうです。
先日、中国の商社の方が二人、弊社に来社され「『ベジレメ』(創研㈱製造販売)を中国国内で製造して販売したいので取引をしませんか」と言われました。中国は農薬が心配なので、野菜の農薬を落とすことができる商品はとても売行きが良いとのことでした。
弊社は製造を中国企業に委託することは考えたことがありませんのでお断りしました。お二人が弊社の「ベジレメ」の内容をどれだけ理解されていたのかは不明です。「売れればなんでもいい」といった話し方や態度は、私にとっては甚だ奇異な感じでした。彼らによれば、今、売れている貝殻のパウダーは天然の酸化カルシウムでアルカリ度は13度前後ととても強いものらしいのです。ということは取扱いにも注意が必要でしょう。
ホタテの貝殻の処分に困っているということは、私もニュースで知っていました。
その貝殻を1,100℃以上の高温で焼いたものが農薬を90%以上除去するということでしたが、要は石灰(グランドに線を引くときに使う白い粉です)と同じようなものですから、価格は非常に安いものです。
アルカリ水で農薬を除去し、有害な細菌やカビも除去するとのことですが、原理はそうでも実際ははたしてそうなのでしょうか?
アルカリで農薬は落ちますが、細菌やカビを除去することはできないと私は考えています。私が貝殻パウダーの効果をリンゴや葉物野菜で調査した際には、残留農薬、食中毒菌、カビなどを除去できませんでした。私の不手際もあるかもしれませんが・・・。
弊社では、野菜、果物などの生鮮物を、石けん水を基材にして有用微生物を添加したもので洗い、水ですすいで食べるようにした生鮮物専用の洗剤を販売しています。これが「ベジレメ」です。
「ベジレメ」の残留農薬、食中毒菌、カビ、酵母などの除去率を、他の洗剤と比較してもらいたいなぁと考えています。
(創研) 2015年4月 9日 16:41
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