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化学合成洗剤と石けんとの違い
洗剤は、「化学合成」と「石けん」の二種類しかありません。それ以外にはないのです。
近年、「オーガニック洗剤」「石けんより生分解性が数倍優れている洗剤」「○○○○○の洗剤は全て植物ミネラルでできている」(ラウリル酸ナトリウム)といった説明や宣伝があり、一般的にはこれらが安全で安心な洗剤だと思われてしまうことがあるようです。
結論を言うと、「そんなものはあるわけがない」のです。石けんの右に出るものはありません。
消費者を惑わす「オーガニック」「植物性」などの商品は、紛れもなく化学合成洗剤で経皮毒です。
化学合成洗剤(界面活性剤)は、普通の環境において生分解されることはありません。
「家庭用品品質表示法」では、石けん以外のあらゆる洗剤は「それ以外」に分類されています。つまり、石けんの界面活性剤とそれ以外の全ての洗剤(界面活性剤)は、性質が全く違うのです。
化学合成洗剤は、水で何回すすいでも薄めても分解されることはなく「残る」のです。
R-O(CH2CH2O)nSO3Na(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)というのが合成洗剤の界面活性剤です。
生分解とは「微生物によって、または水によって加水分解」することを言います。
生分解には「一次分解」と「究極分解」とがあります。
「一次分解」は洗剤の界面活性剤の界面活性(汚れを引き離す作用)がなくなるまで分解してしまうことを言います。石けんは適量の水で薄めると加水分解して界面活性力を失うので、一瞬にして界面活性剤の作用は完結します。
「究極分解」とは、完全な無機物(水や二酸化炭素)になることで、石けんの界面活性剤は素早く無機物になり、無毒化します。
さらにバイオ洗浄剤には有用微生物が混和されおり、洗浄によって分離した汚れを微生物が餌として食べるので無機物となり、完全に消滅させることができるのです。(これがバイオテクノロジーです)
(創研) 2014年7月24日 16:48
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