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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ 2014年5月アーカイブ

創研バイオ洗浄技士の認定講座を行いました

59日(金)、創研バイオ洗浄技士の認定講座を行いました。
受講者は次の4名の方々です。

■有限会社エコ・ワールド(京都府相楽郡・代表取締役社長 田尻昇氏)
滝沢 義隆氏   平岩 弘氏

■株式会社リバイブ(愛知県名古屋市・代表取締役 大野泰輔氏)
薮 祐紀夫氏   二十歩 賢治氏

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各社代表の積極的で真摯な経営姿勢に敬意を表します。
また4名の受講者は、朝から夕方まで缶詰で受講してくださり、とても疲れたことと思います。一生懸命勉強していただき感謝申し上げます。

これからは単に「おそうじ」や「ハウスクリーニング」ではないバイオテクノロジーのエンジニアとして建物のバイオ洗浄に励んでいただき、微生物の活用を普及していただければ、この上もない有難いことだと考えております。

健康に留意して益々のご活躍を期待しております。
ありがとうございました。


*研修会の概要を簡単にご紹介します*

<微生物学>

「微生物とは何か?」

1.今から27億年前から地球上に生棲しているヒトの目には見えない生物
2.1,000分の1㎜の大きさの細菌1個が2030分毎に1回分裂・増殖して地球の重量の4,000倍になる生物
3.ヒトの常在菌(ヒトが健康に生きるために必要な微生物)は約100兆~120兆個といわれ、ヒトの細胞(60兆個)の約2倍以上体内外に生棲している生物
4.ありとあらゆるところに生棲し、金属を錆びさせたり、外壁のタイル、セメント、木材などに侵入し腐敗させるすごいパワーを持っている生物

数えきれないほどの特徴を持っていますが、その大多数は人の活動や健康に役立つものです。
バイオテクノロジーは、検査するためのツールやスキルがあれば、どこまでも発展するビジネスです。

<洗浄科学>
①バイオテクノロジーを活用した創研㈱の洗浄剤だけができる汚れの消滅
 ―バイオテクノロジーを活用した洗浄のメカニズムを知る
②アルカリ性と酸性の違い
③希釈を正しく行う指数を知る
④石けんと化学合成洗剤の違い-化学式から全く違う物質だと知る
⑤洗浄の区分(一般洗浄、精密洗浄、超精密洗浄)の違いと洗浄度合の簡単な検査方法
⑥永久汚れのメカニズムを知る。

<バイオクリネスシステムズ>

オンリーワンのシステム営業

<復元クリーニング>
①洗浄剤の選び方 ②希釈の方法 ③工法 ④バイオテクノロジーによる汚れ抑止、臭気抑止、カビ繁殖防止 ⑤競合他社との比較  など。

 

 


化学物質過敏症とカビの関係

近年になってMCS(化学物質過敏症)の原因のひとつにmVOCSという言葉が出てきました。
「臭気」というのですが、普通の揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドなど)のように濃度の測定が容易なものと違い、mVOCSは非常に濃度が低くてもMCS(化学物質過敏症)になる可能性が高いと言われています。

いわゆる「カビ臭」も、MCS(化学物質過敏症)になります。
家のあちこちにカビが生えないようにできるだけ「カビ取り」をして、「汚れをおそうじ」した方が安全だということは間違いないようです。

一度生えたカビを取るのは本当に大変です。
カビを生やさないようにするのも大変です。
5月末から6月、7月とカビが繁殖するシーズンです。

「たかがカビ、されどカビ」です。カビ取りに励んで下さい。
手に余ったらご相談ください。

カビが原因の細菌性肺炎にかかり、死に至ることも実際にあるようです。
カビとカビ取り剤にはくれぐれもご用心を!

 


私にとって疑問なこと、不思議なこと ~過酸化水素水について~

劇毒物に指定されているわけではありませんが、極めて危険なものというのは世の中に結構あるものです。いちいち数え上げたら日常を過ごせなくなるほどありますね。

何が危険で何が危険でないかの区別もよくわからないまま、使ったり、呑んだり、食べたりしている私の日常は、本当に大丈夫なのかと思ったりもします。

例えば、カビが家のあちこちに生えているのは、本当に危険なのでしょうか?
汚れで死ぬことはないのでしょうか?
普通に市販されている製品で危険なものはないのでしょうか?

お医者さんに行って指定されるお薬は毒物だという人もいるけれど、病気の人は毎日飲んでいますね。これはかなり危険なことだと思います。
アメリカの一部の地区では、薬物の副作用の責任は医師がとらなければなりませんが、日本には全くありません。

自分の身体のことは自分で判断し、何事もほどほどということなのでしょうか?
毒物であることや健康被害が科学的に証明されている以外は、本当にほどほどでいいのでしょうか?

バイオテクノロジーの環境科学においても、その進化はよほど注意していないと乗り遅れます。
そうした科学の進化の中で、これまで「毒ではない」「健康被害はない」と言われたものが、いきなり「毒だ」「危険だ」と言われたり「要注意」になったり危険度レベルが急に上がったりします。

有名というか、その世界の権威者が言うことだから正しいと思っていたことが、科学の進化によって排除されたり否定されたりしています。

クリーニング(清掃)を例にとると、過酸化水素水の30%超の液体をビニールクロスに塗ってきれいに漂白する施工方法について、「過酸化水素は水と酸素に分解され消滅するから安全だ」と言う人がいます。
過酸化水素水は食品の添加物で消毒の効果もあるため、家中のビニールクロスに塗っても健康被害が起こらず安心・安全なものと評価されているようです。

本当にそうなのでしょうか?

30%超の液体は、手肌や粘膜(眼など)にとって、とても危険なものであることはご存知のことと思います。
失明することもあります。
毎日、自分で30%超の過酸化水素水を使っていると体内外が酸化します。髪の毛も茶色になります。ガンの危険因子とも言われています。

過酸化水素水を安全な濃度の中で使用するためには、極めて濃度の薄いものを使用しなければなりません。しかしそれでは、目に見えてきれいになりません。
それでは、お掃除する人やお客様からもダメ出しされてしまいますね。

もし今、30%前後の過酸化水素水を「おそうじ」などに使用されている方、または使用することを推奨している企業や団体があったら、直ちにやめるべきだと思います。
これだけ危険ですよ、と言われているのに、「自分がやるわけではない」という理由で販売したり、お掃除に使ったりするのはすぐにやめてはいかがでしょうか。

異論、反論のある方はまず自分で試すのがよいでしょう。
30
%前後(2833%程度)の過酸化水素水を自分の部屋の壁に塗ってみてください。
そして次の日は別の部屋の壁と天井を塗ることを、5日間くらい続けてみてください。
よくわかると思います。

ついでに言えば、過酸化水素水の濃度30%前後では、カビ取りにはなりませんし、細菌(芽胞菌)の消毒にもなりません。
いわゆる過酸化水素水を塗ってもカビや細菌に対する効果は期待できませんから、タバコ臭や生活臭などの悪臭もとれません。


 


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