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和田秀樹氏 「医学部の大罪」(ディスカヴァー携書)を読んで
大学の医学部の問題点やその改善の提案を、覚悟をもって執筆されたものです。
和田氏は東大出身の医師ですから、内部から視た改善提案のようで興味はつきません。
私はバイオテクノロジー(BT)に少し関わりを持っており、未来の医療、とりわけ対処医療が大きく変化する時期が必ず来ると考えています。
ips細胞の実用化に向けて研究や臨床が進行中ですが、日本の大学医学部の教授はどのように将来の治療に活用していく方法をお考えなのか、興味あるところです。
海外の医薬品や治療などは日本で認可されるまでには日本独自の理論やエビデンスが必要とされるようですがips細胞の実用化もやはり従来のようなことになるのでしょうか。
現在は情報化の時代です。
日本の医学部教授の論文や外国の医学論文、そして臨床例などは誰でもその気になれば調べられるようです。
優秀な学生が多い医学部で、一生懸命に勉強している方々のさらなる革新と職能技術の向上に期待しております。
最後に和田氏は、21世紀の成長産業はバイオテクノロジ―以外考えられないと断じています。
ITからBTへ時代は動くということのようです。
私も心強く初志貫徹、バイオテクノロジーを実現化、ビジネス化するために、また奮起する気になった本でした。
(創研) 2014年1月23日 14:09
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