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最近の現場の話 めずらしいタイルのバイオ洗浄

岡山からマリンライナーに乗って、瀬戸内海を渡って高松へ。設計事務所のご用命をいただき、讃岐うどんのメッカ高松で大型マンションの外壁タイルとステンレス製手摺のバイオ洗浄をしてきました。

2012121211.JPGのサムネール画像

このマンションは、35年前に建てられたものです。外壁のタイルは、今ではとてもめずらしい陶器質の赤レンガで上薬を塗っていないものでした。粘土を1200℃で素焼きにした後に1000℃で本焼きにしたものです。

建築基準として吸水率は4%以下と定められていますが、経年とともに素地に吸水された水分にカビが増殖し、藻が生えていました。表面が粗いので余計にカビがはえてしまいます。そのまま放置すると、カビによりタイルが内部(素地)から浸食され破壊されてしまいます。

私たちは外壁タイルに一般の高圧洗浄機は使いません。こうしたタイルに一般の高圧洗浄機で水や洗剤を噴射すると、素地に汚れが吸い込まれてしまいます。結果的に余計にカビが素地内で増殖し、劣化を急速に早めてしまいます。

私たちはバイオテクノロジーの応用技術でタイル素地に侵入し増殖しているカビを「バイオの力」で除去し、抑止することができる技術とノウハウを持っています。

契約会社のご協力を得て6日間かけて完了させ、晴れ晴れとした気持ちでスカイライナーにのり、瀬戸大橋の美しい海を眺めながら帰京の途につきました。岡山、高松はとても美しい町です。



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