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洗浄科学の限界
物事には、あらゆるものに限度、限界というものがありますが、洗浄による復元にも限界があります。古くなったもの、汚れたものなどを洗浄しても、新品に戻ることはありません。
よく「おそうじのプロはどんな汚れでも落とします」という広告を見かけます。しかし、残念ながら、すべての汚れを落とすことはできません。その訳を話すと長くなるのでここではやめることにしますが、結論はそうです。
洗浄科学の基本的な考え方は、「本来の機能を回復して再び役に立つようにする」というものです。
例えば、レンジフードの汚れをそのままにしておくと、吸い込みが悪くなって室内の空気が汚れる。さらに電気料金が高くなる。レンジフードの寿命も短くなってしまう。そしてお取り替えで出費も増えるなど良いことはありません。
しかし、洗浄すればそうした問題は解決し、レンジフード本来の機能が回復し引き続き快適に使用できるようになるわけです。レンジフードの素材を極力損傷させることなく、機能を回復させるもっとも簡単な方法は洗浄することです。
しかし、洗浄しても元の新品に戻ることはありません。「永久汚れ」といわれる素材の劣化の原因による汚れは絶対に落とすことができません。
あらゆるものがクリーニングの対象です。
(創研) 2012年9月 3日 14:17